MASAHIKO EXPEDITIONS

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シャムセールカンリその1

Tue, 02 Sep 2014 23:09:45 +0900
キャラバンの出発を控えて胃が張ってる・・。
痛みは無いけれどこの膨満感はなぜ。昨日食べた大量のニンニクが原因か。期待と緊張によるものか。それとも今までのバチが当たっているのか。

原因は置いておいても、この胃は相当の不安要素。 万全の体調管理なくして高所登山無しとあれだけ豪語しておきながらこの失態。からだを張って失敗例を見せつけるのは前回だけで十分かと。

しかしスケジュールをいまさら再調整するのはあまりに面倒くさい。車には既に3人×1週間分の食料、調理人、同伴義務の”ガイド”を満載済みだ。もう出発するしかない。やるしかない。

いざ、下部ベースキャンプとなる地、標高5000mのチリン湖畔へ不安を抱えてLet's go! シャムセールカンリ Chamser Kangri 運転手のお宅に途中立ち寄らせてもらい、膨満感のためにしぼりたて牛乳とヨーグルトをいただく。あぁ、おいしい。胃にやさしい。うつ伏せに突っ伏してしばらく15分休憩をする。うぅぅ・・・、胃が・・・。おいおい大丈夫かという雰囲気が隊全体に広がる。ほどなくして再出発。

そうして車に揺られること約6時間。車窓から人間の生活の気配がなくなって久しい。ここは標高5000m。

おぉーーー・・・!シャムセールカンリ Chamser Kangri なんという開放的なキャンプ地。

ツェルトを張ってさっそく昼寝高所順応。 シャムセールカンリ Chamser Kangri 下部BC全景はこのような感じ。地平線を見渡すかぎり文明の気配がなく、だだっ広いところ。シャムセールカンリ Chamser Kangri 5700mくらいの無名峰があるために、下部BCからはシャムセール山頂は残念ながら目視できず。

きれいな満月が静かに出てきて何とも言えない感じ。 シャムセールカンリ Chamser Kangri シャムセールカンリ Chamser Kangri シャムセールカンリ Chamser Kangri 下部BCに満月が光る。風はびゅうびゅうと吹いて幻想的な初夜。しかし考えるは張り気味の胃。 とりあえず寝ます。

2日目の様子はこちら