残雪期燧ヶ岳
Wed, 16 May 2012 09:31:05 09005月も中旬というのに大陸から寒気がせり出してきているとさ。
寒いよ。
朝は霜が降りていた。秘境・福島県檜枝岐村某所でステルスキャンプ。
この日のスリーピングシステムはというと、ツェルト > タイベックシュラフカバー > 3シーズン用シュラフ > レインジャケット > フリース > ライトダウン > アンダー。下半身はレインパンツ > 短パン > アンダー。氷点下だったけどちと暖かすぎた。
起床。登山口の御池(みいけ)へ。
ここから山頂までは標高差900m弱。樹林帯の急登から始まり、標高1750m付近の広沢田代、1900m付近の熊沢田代と平坦地を2度突っ切って前衛峰まで直線的に突き上げる素晴らしいルート。
数日間続いた寒気のせいで残雪はしっかり凍結してる。なんとも嬉しい。その上に15cmくらいの新雪をかぶり、残雪期とは思えない白さ。
踏み抜きやラッセルもなく、最高に歩きやすい。こんなにきれいな雪を楽して踏めるとは・・・。なんて幸せ。
熊沢田代にてようやく双耳峰の東峰、俎嵓(まないたぐら)が現れる。
俎嵓山頂。
そしてコルから見る最高点の柴安嵓(しばやすぐら)。ガレは雪に埋まってきれいな斜面。
つま先を蹴りこんでガシガシ登っていく。滑落したとしても下の雪原に突っ込んで笑うだけ。
ピックを使うまでではない。でも結構急だ。
あと一押し!
登頂~。
この日実験したグローブ比較。左はISUKAのレイングローブ。
右はフリースのインナーグローブ+モンベルのオーバーミトン。レイングローブは信頼出来る防水で操作性も良好。腕から雪が入るのはご愛嬌。右のシステムは、防水は問題ないけど操作性はいまいち(ミトンだからね)。寒暖の調節はできる。どっちもどっちで引き分け。
風も弱く景色が最高でした。