第四尾根登攀編
Thu, 17 Jul 2014 08:51:51 +0900雨の登攀へ。
岩壁の中、ツェルトをかぶって雨の切れ目をひたすら待つ。そんな状況を事前に想像していただろうか。技術、体力、精神力が試されるクライミングが待っていた。
午前中、徐々に雨雲が垂れ込める。下部岩壁の途中で一回目の話し合い。楽観論と慎重論、登攀路と下降路、いろいろな要素をシミュレートしながら進退を議論する。結論として、とりあえず進んでみることに。だが今思えば何を根拠にした「とりあえず」だったんだろうか。
Bガリー大滝から左に折れ、踏み跡をたどる。Cガリーをトラバースして下部岩壁に取付く。そこから2ピッチほどで第四尾根主稜取付き。
本チャンの洗礼か。小雨が降り出す。スメアリングが効かない。
ピラミッドフェースの頭に着いたときには、本降りの雨に。ここでたまらずツェルトをかぶる。
執筆中・・・。
スマートフォンの残電力が尽き、残念ながらこの写真が最後となってしまった。霧雨に霞む前方に、城塞が立ちはだかる。威圧的だ。最後のピッチにして核心である城塞ハング。雨で濡れに濡れているため、難しく感じた。
執筆中・・・